©️Naoya Hatakeyama

弘前れんが倉庫美術館

Hirosaki Museum of Contemporary Art

明治・大正期に建設され、弘前の風景を形作ってきた吉野町煉瓦倉庫を改修し、2020年に開館しました。約100年前に酒造工場として建てられ、戦後はシードル工場として使われた煉瓦造の建物を可能な限り残し、「記憶の継承」をコンセプトに建築家・田根剛が改修設計を担当しました。光の角度によって刻々と移り変わる「シードル・ゴールド」の屋根は、美術館のシンボルです。空間の魅力を最大限に生かした国内外の先進的なアートを紹介するとともに、弘前そして東北地域の歴史や文化と向き合う同時代の作品を展示し、収集します。
ロゴはグラフィックデザイナー・服部一成が手がけました。館名の上に配置された弘前の頭文字「H」は、時間軸をイメージし、文字列の長さに合わせて自在に伸縮します。有機的な文字の並びは、美術館の中を巡り、作品と出会うことで生まれる心の動きにも通じるものです。
現代アートを通して、地域と世界を結び、多様なヴィジョンと豊かな感性に触れ、過去から現在、そして未来へと繋がる新たな創造性を喚起する、クリエイティブ・ハブ(文化創造の拠点)を目指します。

【所在地】
住所:青森県弘前市吉野町2-1
電話番号:0172-32-8950

【開館時間】
9:00—17:00(最終入館16:30)
※ただし金曜日・土曜日に限り、ライブラリーは21:00まで開館

【休館日】
火曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
※ただし4月23日(火)・30日(火)、8月6日(火)は開館

※企画展の開催・展示替えなどにより、臨時休館や休館日の変更などがありますので、詳しくは当館WEBサイトでご確認ください。

建築

建築家_ 田根剛