AOMORI GOKAN アートフェス 2024 メイン企画

弘前エクスチェンジ#06『白神覗見考(しらかみのぞきみこう)』

周遊チケット対象

パスポート割引対象

弘前れんが倉庫美術館

【会期】
2024年4月6日(土)— 9月1日(日)
※「ギャラリーまんなか」での展示期間:
4月6日(土)— 4月23日(火)、5月8日(水)— 9月1日(日)

【休館日】
各会場に準ずる

【会場】
弘前れんが倉庫美術館
HIROSAKI ORANDO[弘前市百石町47-2]
ギャラリーまんなか[弘前市吉野町1-6 中央弘前駅構内]

【観覧料】
美術館内展示室のみ有料
『蜷川実花展 with EiM:儚くも煌めく境界』の観覧券が必要

【参加作家】
狩野哲郎、佐藤朋子、永沢碧衣、L PACK.

▶︎『白神覗見考(しらかみのぞきみこう)』公式HPへ
狩野哲郎 《あいまいな地図、明確なテリトリー》2024年

『白神覗見考』は、青森県南西部に位置し、弘前市を含む津軽平野を流れる岩木川の源流の地でもある白神山地をテーマに実施するリサーチ・プロジェクトです。狩野哲郎(かのうてつろう)、佐藤朋子(さとうともこ) 、永沢碧衣(ながさわあおい) 、L PACK.(エルパック)の4 組のアーティストたちが、それぞれの視点で、作品展示を始め、ワークショップやトークイベントなどを実施します。古くから人々の生活を支えてきた川の源となる山々に目を向け、そこに息づく動植物や人々の営みの時間が積み重なる景色に触れることで、いつもの風景が異なるものに見えてくるきっかけとなることでしょう。

◎参加作家

狩野哲郎
1980年宮城県生まれ。神奈川県在住。2007年東京造形大学大学院造形研究科修了。2011年狩猟免許(わな・網猟)取得。生物から見た世界/ 狩猟/ 漁業/ 測量などを軸として国内外でリサーチ/ 滞在制作を行う。美術館のライブラリースペースや街中各所に作品を展示し、白神山地が世界自然遺産となったことで人や動物にどんな変化が生まれたのか、青森のさまざまな自然や文化との交流を通じて探る。

参考図版 狩野哲郎《21の特別な要求》2021年 Courtesy of the artist


佐藤朋子
1990年長野県生まれ。神奈川県在住。2018 年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行っている。「山村の近代化・人の営み・歴史」をキーワードに、弘前を訪れ、リサーチの成果を随時公開。

参考図版 佐藤朋子《オバケ東京のためのインデックス 序章》 2021年 ©シアターコモンズ’21 Photo:佐藤駿


永沢碧衣
1994年秋田県横手市生まれ。同地在住。2017年秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻卒業。秋田に在住しながら狩猟免許(第一種銃猟、わな)を取得し、東北の狩猟・マタギ文化に関わりながら“生命の根源” を辿り、“人と生物と自然”の関係性を問う絵画作品を制作している。「山の命・山の狩猟」をキーワードに、釣りや狩猟といった、作家の実体験に基づいて制作された絵画作品の展示と、自身の生活と密接な関係にある制作の様子を紹介するトークイベントを実施。

参考図版 永沢碧衣《村景》 2019 年 ©かみこあにプロジェクト(秋田)


L PACK.
小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。喫茶店が多く点在し洋風の文化が根付く弘前で、コーヒーにまつわるイベントを、様々なアーティストと開催予定。

L PACK. Photo:Koichi Tanoue