十和田市現代美術館
Towada Art Center
十和田市現代美術館は、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた美術館」として、2008年に開館しました。十和田でしかみることができない43点の恒久設置作品が展示されている常設展は、草間彌生、奈良美智、ロン・ミュエクなど世界の第一線で活躍する38組のアーティストによるコミッションワークにより構成されています。また常設展スペースのほか、文化芸術活動の支援や交流を促進する拠点として、企画展スペース、カフェなど、多様な機能を持ちます。
美術館の特徴は、個々の展示室を、「アートのための家」として独立させ、敷地内に建物を分散して配置し、それらをガラスの廊下でつなげていることです。各展示室を独立配置させることで、それぞれのアート作品にあわせて建築空間をつくることができ、両者がより密接な関係を結ぶことができます。この分散型の構成は、広場と建物が交互に並ぶ官庁街通りの特徴から着想を得ており、アート作品と都市が有機的に混ざり合います。
展示・イベント
建築
建築家_ 西沢立衛