八戸市美術館
Hachinohe Art Museum
旧八戸市美術館は、施設の老朽化などにより2017年に閉館するまで、郷土ゆかりの作家の作品や工芸作品などを収蔵し、コレクション展及び企画展を開催するなど、地域に密着した美術館として運営してきました。八戸市では、[八戸ポータルミュージアム はっち]や[八戸ブックセンター]の取り組み、[南郷アートプロジェクト]や[八戸工場大学]のアートプロジェクトなど、地域をテーマにアートがもつ力で市民一人ひとりがまちづくりの主役として活躍する「アートのまちづくり」を推進してきました。このような背景から「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館」をビジョンに掲げ、アートを通した学びを誘発し、人を育み、まちを創る取り組みを戦略的に展開する「出会いと学びのアートファーム」として、2021年に新しく生まれ変わって開館しました。
建築物は「学びの拠点(ラーニングセンター)」という概念により、エントランスとしての役割だけでなく、教える人と学ぶ人が同じ場を共有でき、同時に展開されるさまざまな活動を飲み込める巨大な空間「ジャイアントルーム」と、これを取り囲むように企画展等を行う「ホワイトキューブ」をはじめとした個性のある部屋が配置されていることが特徴で、複数の部屋を連携して使うことで美術館における学びの循環を目指しています。
展示・イベント
建築
建築家_西澤徹夫/浅子佳英/森 純平