モデルコース ❽

徒歩と公共交通機関でめぐる
アート×建築 弘前と十和田の2泊3日プラン

DAY1 START!

弘前で前川國男建築・近代建築・教会めぐり

9:40

弘前駅着

バス 約5分

徒歩 約2分

・「弘前駅中央口バスのりば3番」から弘南バス 小栗山・狼森線へ乗車、「住吉入口」下車
◉交通系ICカード利用可

10:00

[弘前れんが倉庫美術館]を鑑賞

滞在時間:約60分

徒歩 約11分

11:15

[高砂]でランチ

滞在時間:約60分

1913(大正2)年創業、歴史を感じさせる老舗蕎麦屋。広い店内は、椅子席と座敷席が約半々で落ち着く和の空間となっている。艶があるお蕎麦は、更科系の優しい味で何度でも食べたくなる。多くの文化人に愛され、棟方志功も帰郷の際にはよく訪れたという。

住所:弘前市親方町1-2
TEL:0172-32-8025
営業時間:11:00〜17:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)

徒歩 約2分

12:20

[旧第五十九銀行 本店本館]を見学

滞在時間:約15分

青森県初の銀行として1879(明治12)年に設立された、第五十九銀行の本店本館として1904(明治37)年に建設。明治の洋風建造物のなかでも構造技術に優れており、重要文化財に指定されている。設計施工は堀江佐吉。夜にはライトアップも行っている。

住所:弘前市元長町26
TEL:0172-36-6350
開館時間:9:30〜16:30
定休日:火曜、12/29〜1/3

徒歩 約5分

12:40

[日本基督教団弘前教会]を見学

滞在時間:約15分 ※館内は火・木・金の10~12時のみ見学可

弘前にある明治洋風建築のひとつ。明治39(1906)年に完成した教会堂。設計は、国指定重要文化財の[弘前学院外人宣教師館]の設計者とも伝えられる桜庭駒五郎が手がけ、斎藤伊三郎が施工した。フランスゴシック風の双塔形式で、四方には傾くのを防ぐための控柱を設ける。レリーフで飾られた円形装飾、“メダイオン”が漆喰に映える。

住所:弘前市大字元寺町48
TEL:0172‐32‐3971
見学時間:火・木・金の10~12時

徒歩 約3分

13:00

[カトリック弘前教会]を見学

滞在時間:約15分

尖頭のあるロマネスク様式の木造モルタル造りの聖堂。建造は1910(明治43)年。オランダのアムステルダムにある聖トマス教会から特別に譲り受けた祭壇は、ゴシック様式。内部のステンドグラスも美しく、訪れる人を温かい光で迎えてくれる。

住所:弘前市百石町小路20
TEL:0172-33-0175
開館時間:ミサの時間以外は終日開放
閉館日:日曜午前中

徒歩 約10分

13:25

[弘前市緑の相談所]を見学

滞在時間:約10分

弘前公園の東側の入り口近く、三の丸に位置する[弘前市緑の相談所]は、緑の相談員が常駐し、植栽や植物に関する指導助言を行う施設。ル・コルビュジェの弟子で、近代建築の巨匠である前川國男の設計により1980(昭和55)年に竣工し、翌1981年に開館。正面は勾配がある屋根だが、後ろから見ると四角い建物に見え、前と後ろで印象が異なる外観が特徴。

住所:弘前市下白銀町1-1 弘前公園内
TEL:0172-33-8737
営業時間:9:00~17:00
定休日:会期中は無休

徒歩 約9分

13:40

[弘前市立博物館]を見学

滞在時間:約40分

1976(昭和51)年に前川國男が手掛けた博物館。外壁は、前川独自の構法である、赤茶色の打ち込みタイル。借景も展示品の一部と考えられ、中央のロビーには天井まである大きなガラス窓がはめ込まれている。2014年には、弘前市の魅力的な景観づくりを目的として景観重要建造物に指定されている。

住所:弘前市大字下白銀町1-6 弘前公園内
TEL:0172-35-0700
開館時間:9:30〜16:30
休館日:第3月曜(祝日の場合は翌日休)※特別企画展開催中は無休、展示替え期間中は臨時休館
企画展観覧料:一般300円、高大生150円、小中学生100円
特別企画展観覧料:一般800円、高大生400円、小中学生200円

徒歩 約3分

14:25

[弘前市民会館]を見学

滞在時間:約20分

1964(昭和39)年に竣工した、前川國男建築のコンクリート打ち放しの文化施設。大ホールの緞帳は棟方志功の原画によるもの。2014年には開館50周年を記念し、管理棟ロビー吹き抜けの北側窓にステンドグラス《青の時間》が設置された。原画は、弘前市出身で日本を代表する洋画家・佐野ぬいが描き下ろし、監修からガラスへの絵付けまで行った。

住所:弘前市大字下白銀町1-6
TEL:0172-32-3374
開館時間:9:00~17:00
休館日:第3月曜日(祝日の場合は翌日休)

徒歩 約2分

14:50

[藤田記念庭園洋館]の[大正浪漫喫茶室]でティータイム

滞在時間:約30分

[藤田記念庭園洋館]は、弘前市出身の実業家・藤田謙一の別邸として1921(大正10)年に竣工。八角形の尖塔屋根付塔屋が特徴的な木造建築物で、2003年には国の登録有形文化財となっている。館内のカフェ[大正浪漫喫茶室]では弘前市内の7種類のアップルパイが揃うほか、ランチメニューや白神産そば粉のガレットも人気。

住所:弘前市上白銀町8-1
TEL:0172- 37- 5690
営業時間:9:30〜16:30
定休日:なし

徒歩 約4分

15:25

[弘前市庁舎]を見学

滞在時間:約15分 ※土日は庁舎内の立ち入り不可

前川國男が弘前市内で手がけた3作目の建物で、1958(昭和33)年建築、1974年改修。鉄筋コンクリート打ち放しの柱とスパンの長い二層の大庇(おおひさし)により、水平線を協調したモダニズム建築となっている。この大庇の手法は、前川がのちに手掛けた東京文化会館などの建物に引き継がれた。庁舎玄関の天井は群青色になっており、これは風格ある外観の建物でも気軽に出入りしやすいよう配慮したという。

住所:弘前市大字上白銀町1-1
TEL:0172-35-1111(代表)
開庁時間:8:30~17:00
閉庁日:土・日曜、祝日、年末年始

徒歩 約2分

15:45

[旧弘前市立図書館]を見学

滞在時間:約20分

1906(明治39)年、日露戦勝記念として建てられた、弘前市の明治期を代表する洋風建築のひとつ。実業家の齋藤主や、 弘前市出身の棟梁・堀江佐吉によって設計・施工された。ルネサンス様式を基調としながらも、寺院建築に見られる和風様式も取り入れられている。内部は無料で見学可能。

住所:弘前市大字下白銀町2-1(追手門広場内)
TEL:0172-82-1642(弘前市教育委員会文化財課)
開館時間:9:00〜17:00
休館日:12/29〜1/3

徒歩 約10分

16:10

[木村産業研究所]を見学

滞在時間:約20分

1932(昭和7)年施工。前川國男がル・コルビュジエのもとで学んだあと、日本で最初に手掛けたとされる建物。白亜の外壁にスチールサッシ、ピロティ、柱など、水平を強調した外観が特徴の、日本最古級のモダニズム建築。2021年には国の重要文化財に指定された。見学の際は[弘前こぎん研究所]へ問い合わせを。

住所:弘前市在府町61
TEL:0172-32-0595
営業時間:9:00~16:30
定休日:土曜、日曜、祝日

徒歩 約20分

17:00

[ドデノメヘヤッコ]で晩ごはん

滞在時間:約100分

津軽の郷土料理が気軽に食べられ、老若男女が集うアットホームな雰囲気の居酒屋食堂。メニューも豊富なので、何度 でも訪れたくなってしまう。店内は昭和レトロな空間でとても居心地がよく、カウンターもあるのでひとりでも気兼ねなく食事を楽しめる。

住所:弘前市土手町101
TEL:090-3121-6458
営業時間:17:00〜23:00
定休日:日曜、他不定休あり

徒歩 約15分

19:00

弘前駅周辺のホテルに宿泊

DAY2 START!

十和田で現代建築めぐり

9:30

ホテルチェックアウト

電車 約39分

新幹線 約14分

タクシー 約30分

11:00

[カフェ リトルハウス]でランチ

滞在時間:約50分

惜しまれつつ閉店した、むつ市の有名洋食店[美味小屋 蛮]が、2024年3月に十和田市内へ移転。看板メニューは、カレーの中に小さな島が浮いているような見た目の「アランドロンカレー」。小島の正体は、チーズを包んだハンバーグ。ハンバーグからチーズが「あら、どろーん」とあふれる。

住所:十和田市西二番町11-27
TEL:0176-58-5889
営業時間:10:00〜16:00 ※品切れの際は時間前の閉店あり
定休日:火曜

徒歩 約6分

12:00

西沢立衛建築の [十和田市現代美術館]を見学

滞在時間:約60分

徒歩 約8分

13:40

安藤忠雄建築の[十和田市民図書館]を見学

滞在時間:約40分

官庁街通りと平行して建つ図書館。通りや中庭に面する閲覧席は大きく窓がとられ開放的。施設内にはエントランスを含む4つのサンルームが設けられ、さまざまな人々が交じり合うきっかけの場所となっている。手掛けたのは日本を代表する建築家・安藤忠雄。

住所:十和田市西十三番町2-18
TEL:0176-23-7808
開館時間:9:00〜20:00
休館日:年末年始

徒歩 約12分

14:35

藤本壮介建築の[十和田市地域交流センターとわふる]を見学

滞在時間:約30分

環状列石と惑星の軌道を主題とした、鈴木ヒラクによる光のドローイング《光と遊ぶ石たち》が施された壁が目を惹く外観。壁画や愛称「とわふる」は公募から選ばれた。野外イベントが開催できる中庭や、さまざまな用途で利用可能なギャラリーなどがある。設計は建築家・藤本壮介。

住所:十和田市稲生町16-1
TEL:0176-51-3201
開館時間:9:00〜21:00
休館日:年末年始

写真:小山田邦哉

徒歩 約6分

15:10

[サンバスタンド]で休憩

滞在時間:約40分

元ガソリンスタンドの建物をリノベーションした、十和田市産馬通りにあるコワーキングスペース。人と人がつながれる場を目指し、気軽に立ち寄れるようにとカフェも併設している。地元食材を生かしたメニューは、カレーや御膳のほかオリジナルのかき氷もあり、居心地の良い空間でゆっくり食事を楽しめる。

住所:十和田市東三番町3-15
TEL:090-7065-2305
営業時間:11:00〜17:00
定休日:月曜、火曜

徒歩 約5分

16:00

隈研吾建築の[十和田市民交流プラザトワーレ]を見学

滞在時間:約30分

世界的にも有名な隈研吾設計の交流施設。建物の内外ともに地元の木材がふんだんに用いられ、温かみに包まれている。子どもたちのための「プレイルーム」や和室、キッチンス タジオといった多種多様の部屋が設けられ、目的に合わせて利用する市民も多い。

住所:十和田市稲生町18-33
TEL:0176-58-5670
開館時間:9:00〜21:00
休館日:年末年始

徒歩 約6分

16:35

小さな本屋さん[TSUNDOKU BOOKS]へ

滞在時間:約40分 ※毎月1日から15日にオープン

2024年5月にオープンした書店。店主の長嶺李砂さんは編集者としての顔も持ち、自身が編集した本をはじめ、読んでみてよかった本、これから読みたい本などが並ぶ。店名には「積読こそ、愛せよ」という思いが込められている。毎月1日から15日までオープンし、16日から月末は編集者の仕事に専念するためお休み。開店は15時から21時と、一日が終わる時間帯に営業している。

住所:十和田市稲生町14-52
営業時間:15:00〜21:00
定休日:毎月16日〜月末

タクシー 約20分

17:59

七戸十和田駅から新幹線へ

GOAL!