2024.08.29

5館 総入場者数25万人達成!!

開幕より137日目となる8月27日(火)、開催館における対象展覧会の総入場者数が 25 万人に達しました。近代が生み出した自律した主体としての「人間」を見直し、 そこから排除された存在や思考に目を向けた展示 「野良になる」を開催中の十和田市現代美術館で記念セレモニーを実施しました。

25 万人目となった法官莉子さんと(左)と黒坂 叶聖さん。プレゼンターを務めた鷲田館長

25万人目の来場者は八戸市から来館した法官 (ほうがん)親子で、莉子(りこ)さん 10 歳と、いとこの黒坂叶聖(くろさかとわ)さん12歳。その場で行われたセレモニーでは、十和田市現代美術館の鷲田めるろ館長が公式グッズのトートバッグやりんごのふがし、十和田市現代美術館の参加アーティスト、アナイス・カレニンの作品をモチーフにしたTシャツなどをお渡しました。来館は、莉子さんが小学校で配布された「GOKAN ファイルブック」の鑑賞 シートを集めるのがきかっけで、いとこの叶聖さんも夏休みの思い出にとご家族が一緒に連れてきてくれたそうです。25万人目の来場者と聞いて莉子さんは「びっくりした」。叶聖さんは 「うれしかった」と話してくれました。

「GOKAN ファイルブック」は美術館に親しみ、作品との出合いを楽しむため5館共通のラーニングプログラムの一環として作成した小学高学年向け鑑賞ツールで、青森、弘前、八戸、十和田市の小学校(対象児童全員)に配布をしました。(鑑賞シートは各館ごとに異なります) 尚、「野良になる」は 11/17(日)まで開催します。

5館の共通企画として各館を巡回してきた栗林隆の体験型作品《元気炉》が最終地、弘前れんが 倉庫美術館で 8月28日(水)より最終日となる9月1日(日)まで展示されます。会場ではイベントも開催され、5ヶ月に及ぶ AOMORI GOKAN アートフェスのフィナーレを飾ります。

【栗林隆《元気炉》】弘前れんが倉庫美術館(最終巡回先)開催概要

展示期間:8月28日(水)-9月1日(日) 土淵川吉野町緑地(弘前れんが倉庫美術館前)
作品稼働日:8/30(金)-9/1(日)全日 17 時-20 時 *8/30、31 は夜間開館
イベント:
◯8/30・9/1 は弘前ゆかりの音楽家や、自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムと アフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家・茂呂剛伸(9/1 のみ)が登場。
〇8/30-9/1 は L PACK.によるイベント《いっしょくたにへば たげめぐなるはんで》を開催。 オリジナルの屋台でコーヒーやクラフトビールが楽しめます