AOMORI GOKAN アートフェス 2024 共通企画
栗林隆《元気炉》『Aomori GENKI-RO Trip』
各館巡回
◯青森県立美術館
展示:8月9日(金)— 8月11日(日)
イベント:8月9日(金)18:00~21:00、10日(土) 18:00〜20:00
◯青森公立大学 国際芸術センター青森
展示:8月14日(水)・15日(木)
イベント:8月14日(水)・15日(木)両日 18:00〜20:00
◯八戸市美術館
展示:8月18日(日)・19日(月)・ 21日(水)
イベント:8月18日(日)19:00-21:00
◯十和田市現代美術館
展示:8月24日(土)・25日(日)
イベント:8月24日(土)17:00-19:00
◯弘前れんが倉庫美術館
展示:8月28日(水)— 9月1日(日)
イベント:8月30日(金)— 9月1(日)全日 17:00-20:00
※:8月30日(金)・31日(土)は夜間開館を実施(19:00 閉館)
8月9日(金)より青森県立美術館を皮切りに、栗林隆による《元気炉》が5館を巡回します。
栗林は空間の内と外、自然と人間、人間同士の間にある境界など、あらゆる時代や場所に存在する「境界」に目を向け、その意味を問い直すような作品を制作してきました。《元気炉》は原子炉の形状をした構造物に薬草の香りを帯びた蒸気を発生させ、観客が中に入る体験型の作品です。作品を稼働する美術館でも各地域に自生する薬草をブレンドして使用。栗林が海外で発表した《元気炉》の映像作品も展示予定です。
また本アートフェスでは、「Aomori GENKI-RO Trip」と題して、青森の各地域に伝わる郷土音楽からジャズ、クラッシックなど、地元で活動する奏者たちと音楽家の辰田翔がライブ演奏を行います。さらに写真家で映像作家の志津野雷も同行しその様子を記録します。《元気炉》は2024年のテーマである「つらなりのはらっぱ」を体現するように、青森5館を旅し、各地域に継承される伝統文化や人々との交流をかさねながら、本アートフェスのフィナーレを飾ります。
栗林 隆《元気炉》 『Aomori GENKI-RO Trip』巡回情報
「Aomori GENKI-RO Tript」は栗林隆《元気炉》や映像作品の展示とともに、音楽家・辰田翔と地元を拠点に活動する奏者たちとのライブ演奏、さらにエリアごとにドリンクやフードの出店もあり、アーティストと参加者が共に楽しめる企画です。
※参加無料(飲食費別)
青森県立美術館
展示期間 | 8/9(金)-8/11(日) ※8/10 はナイトミュージアム開催、夜間開館 |
場所 | 創作ヤード(屋外トレンチ) |
作品稼働日 | 8/9(金)18:00-21:00 8/10(土)18:00-20:00 |
イベント | ◯8/9 (金)青森県庁ねぶた実行委員会囃子方とのコラボレーションによる音楽イベント ◯8/9(金)、10 (土)「青い森珈琲焙煎所」によるキッチンカー出店 |
地元演奏者 | 青森県庁ねぶた実行委員会囃子方 |
青森公立大学 国際芸術センター青森
展示期間 | 8/14(水)・8/15(木) |
場所 | 展示棟 水のテラス付近 |
作品稼働日 | 8/14(水)・8/15(木) 両日18:00-20:00 |
イベント | ◯8/14(水)サッコ食堂による焼鳥販売、飲み物(アルコール、ノンアル)の販売 ◯8/15(木)19:00〜民謡ユニット青森うぐいす姉妹と辰田翔との音楽ライブ |
地元演奏者 | 青森うぐいす姉妹 西塚繭子と西塚淳子による民謡ユニット。史上初、姉妹で民謡王座に輝く。青森県南部町を拠点に、日本のみならず世界にも南部民謡と南部手踊りの素晴らしさを広める活動をしている。 |
参加店舗 | サッコ食堂 大谷翔平と大滝詠一の地元である岩手県・奥州市の自宅納屋を改装した会員制の音響空間にて厳選した純国産鶏種の絶品焼鳥と滋味深いミュージックが楽しめる店。現在は、流しの焼鳥師としても活動中。 |
八戸市美術館 ※展示のみ
展示期間 | 8/18(日)10:00-21:00 、8/19(月)、21(水) 両日10:00-19:00 |
場所 | 美術館内「スタジオ」 |
イベント | ◯8/18(日)19:00-21:00 5館で唯一、本作を屋内で展示する八戸市美術館。音楽や、各館展示の様子をまとめた映像と共に作品を鑑賞いただけます。また8/18(日)のイベントでは、作品鑑賞に加えて、郷土芸能とのコラボによる生演奏をお楽しみいただけます。館内外で飲食店出店、マエニワでは映像上映もあり、美術館の内外が賑わう夜です。 |
地元演奏者 | 八戸郷土芸能の団体 |
参加店舗 | たなぶ酒販・カネイリミュージアムショップ・番彩珈琲みな実・Pizza217 |
十和田市現代美術館
展示期間 | 8/24(土)・8/25(日) |
場所 | 美術館 前庭 |
作品稼働日 | 8/24(土) 17:00-19:00 |
イベント | ◯8/24(土) 17:00-19:00 地元演奏者のea-Z’s《いー爺ーず》と音楽家の辰田翔・篠田ミルが出演する音楽イベントを行います。併せて美術館併設のカフェcube では営業時間を延長し、ソフトドリンクやアルコール、栗林氏の関連グッズを販売。《元気炉》周辺には、手押し車に木造の屋台テーブルを乗せた作品《YATAI》を展示し、《YATAI》を囲みながらドリンクを提供。 |
地元演奏者 | クラシックギターデュオea-Z’s《いー爺ーず》 2015年から活動スタート。市内を中心に癒される音楽を提供。映画音楽、クラシック、国内外ポップス、日本の歌など、参加者に合わせた選曲での演奏を行う。十和田市現代美術館で開催する地域のパフォーマーが美術館で演奏する「げんびオープンステージ」にも参加。 |
弘前れんが倉庫美術館
展示期間 | 8/28(水)-9/1(日) |
場所 | 土淵川吉野町緑地(弘前れんが倉庫美術館前) |
作品稼働日 | 8/30(金)-9/1(日) 全日17:00-20:00 ※8/30、31 は夜間開館 |
イベント | 〇8/30(金)・9/1(日) 弘前ゆかりの音楽家や、自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムとアフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家・茂呂剛伸(9/1 のみ)が登場します。 〇8/30(金)-9/1(日) L PACK.によるイベント《いっしょくたにへば たげめぐなるはんで》を開催。オリジナルの屋台でコーヒーやクラフトビールが楽しめます。 |
栗林隆|Takashi Kuribayashi(現代美術家)
1968年、長崎県生まれ。東西統合から間もない1993年よりドイツに滞在、その頃より「境界」をテーマにドローイング、インスタレーション、映像など多様なメディアを使いながら作品を発表。現在は日本とインドネシアを往復しながら国際的に活動する。主な展覧会に、2022年、ドクメンタ15(Takashi Kuribayashi+Cinema Caravan として)、カッセル、ドイツ。2019年、瀬戸内国際芸術祭2019「伊吹の樹」、伊吹島、香川。2018 年「パレ・ド・トーキョーEnfance/こども時代」展、パレ・ド・トーキョー、フランス、パリ。2012年、個展「Water >I< Wasser」十和田市現代美術館、青森など。